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F11 見積依頼承認・差戻・引戻

依頼者が提出した見積依頼申請を承認者がチェックし、承認・差戻・引戻を行う機能。購買の内部統制を実現する承認ワークフローの中核です。


承認者(KS01〜KS03)が見積依頼申請の内容(品目・数量・仕様・サプライヤ等)を確認し、問題なければ承認します。承認されると申請は次のステップ(購買担当者への受け渡し)へ進みます。

承認ルートは企業ごとに設定可能:

  • 金額・部門・品目カテゴリによる条件分岐
  • 1段階〜複数段階の連続承認
  • 手動承認ルート選択(is_manual_approval_route フラグ)

承認者が内容に問題があると判断した場合、依頼者へ差し戻す操作。差戻時はコメント入力が必要で、依頼者は修正して再申請できます。

依頼者自身が、承認待ちの申請を取り消す(引き戻す)操作。まだ承認されていない段階であれば、申請内容を修正して再申請することができます。



DBカラム説明デフォルト
is_manual_approval_route手動承認ルート(申請者が承認者を手動選択)false
is_setting_approval_default承認者未設定チェックの設定false
is_master_approveマスタ承認設定false

  • バックエンド: service-buyer-order
  • Buyer Portal: src-vbizhw / Buyer モジュール

ロール操作内容
K001(依頼者)申請の提出・引戻・修正再申請
KS01/KS02/KS03(承認者)承認・差戻(コメント付き)


ソフトバンクのIT調達部門では年間100億円超の調達を行っており、金額帯によって承認者が変わるルール(¥100万以下は課長のみ、¥100万超は課長→部長→本部長の3段階)があった。しかし担当者はそのルールを暗記していたため、誤った承認者に申請を送るミスが頻発。差戻・再申請のたびにリードタイムが延び、月20件以上の申請で承認ルートの誤りが発生していた。

J2が申請の金額とカテゴリを自動判定し、適切な承認ルートへ自動ルーティングする。¥800万のITサーバー調達申請であれば、課長(KS01)→部長(KS02)→本部長(KS03)の3段階承認が自動的に設定される。担当者は金額ルールを覚える必要がなく、申請後は承認の進捗がリアルタイムで確認できる。

flowchart TD
    REQ[申請 ¥800万
ITサーバー] --> CHK{金額判定}
    CHK -->|¥100万超| L1[課長承認
KS01]
    L1 --> L2[部長承認
KS02]
    L2 --> L3[本部長承認
KS03]
    L3 --> K002[購買担当者へ]
    CHK -->|¥100万以下| S1[課長承認のみ]
    S1 --> K002
  • 承認ルート誤りゼロ(月20件以上の差戻・再申請が解消)
  • 承認リードタイムが平均3日短縮
  • 担当者が金額ルールを暗記する必要がなくなり、人の入れ替わりによるリスクを排除
  • 承認進捗のリアルタイム可視化により、上長への状況確認コールがゼロに
  • 金額帯・カテゴリ・部門によって承認者が異なる複雑なルールを自動適用したい場合
  • 人員入れ替わりや組織変更のたびに承認ルールの周知コストが発生している場合
  • 大型調達(1億円超など)で承認リードタイムの短縮と内部統制強化を両立したい場合

  • 承認ルートの設定単位(会社・部門・品目カテゴリ・金額帯)
  • 承認段階の最大数
  • 差戻後の再申請フロー(同じルート?最初から?)
  • スマホ対応の承認操作(F24 参照)
  • 一括承認の条件(F19 との違い)