利用者と3つのポータル
一言で: J2 の利用者は「バイヤー企業」「サプライヤー企業」「プロバイダー(ジーニー側)」の3つの立場に分かれ、それぞれ別の入口(ポータル)からログインします。立場の中でさらに「役割(ロール)」が決まっていて、役割によって使える機能が変わります。
3つの入口(ポータル)
Section titled “3つの入口(ポータル)”| ポータル | 誰が使うか | 主にすること |
|---|---|---|
| バイヤーポータル | バイヤー企業の社員 | 購買依頼、承認、見積依頼、発注、検収、支払締め、自社のマスタ設定 |
| サプライヤーポータル | サプライヤー企業の担当者 | 見積回答、受注確認、納品、自社情報の更新。新規登録もここから |
| プロバイダー管理画面 | ジーニー側の管理者 | 会社の登録、サプライヤーの審査、システム全体の設定、ログの確認 |
このほか、カタログモールを管理する モールマスター と、モールに商品を出す モールサプライヤー の画面がサプライヤーポータル側にあります。
flowchart TB
subgraph BP["🖥️ バイヤーポータル"]
direction LR
K1["申請者"]
K2["承認者<br/>(申請者&承認者を含む)"]
K3["購買担当者<br/>(購買担当者&承認者を含む)"]
K4["経理担当者"]
K5["会社管理者・<br/>会社グループ管理者"]
end
subgraph SP["🖥️ サプライヤーポータル"]
direction LR
S1["見積・受注・納品担当者"]
S2["マスタ管理者"]
S3["会社グループ管理者"]
M1["モールサプライヤー"]
end
subgraph PP["🖥️ プロバイダー管理"]
direction LR
A1["システム管理者(ジーニー)"]
M2["モールマスター"]
end
システム上は、会社を「バイヤー(10)」「サプライヤー(20)」「プロバイダー(90)」の3区分で管理しており、この区分がログイン後に使える機能の土台になります。
バイヤー企業の役割
Section titled “バイヤー企業の役割”バイヤー企業では、社員一人ひとりに次の役割(ロール)を割り当てます。役割はロールコードで管理されます。
| ロールコード | 役割 | 典型的な立場 | できること | ANDY-MFG(デモ会社)での例 |
|---|---|---|---|---|
K001 | 申請者 | 現場の社員全般 | 購買依頼・見積依頼を出す、自分の案件の進み具合を見る、届いた品物を検収する | 第一製造部の田中さん(主任) |
KS01 | 申請者&承認者 | 課長・部長など、自分でも申請するが部下の申請も承認する人 | 申請者の機能 + 承認・差戻し | 製造部の佐藤課長、伊藤部長 |
K002 | 購買担当者 | 購買部・調達部の担当者 | 承認済みの依頼を引き受け、サプライヤーへ見積依頼を送り、回答を比較して選定し、発注する | 購買部の山田さん |
KS02 | 購買担当者&承認者 | 購買部の課長 | 購買担当者の機能 + 承認(特に、担当者が選んだサプライヤーの承認) | 購買部の松本課長 |
KS03 | 承認者 | 承認だけを行う役員など | 承認・差戻しのみ。自分では申請しない | (デモ会社では未設定) |
K003 | 経理担当者 | 経理・財務部門 | 月次の支払締め処理、支払データの確認 | 経理財務部の高橋さん |
K010 | カタログ商品参照者 | 閲覧のみの利用者 | カタログの商品を見る | (デモ会社では未設定) |
K990 | 会社管理者 | 各社のシステム担当 | 自社の範囲でユーザー・組織・承認ルートなどを設定する | 経営管理部の中村課長 |
K999 | 会社グループ管理者 | グループ全体を見る管理者 | グループ内の全社の設定と、他のユーザーへの役割の付与。お客様側の「スーパーユーザー」 | J2-DEMO の管理者 |
K000 | 権限なし | 一時的に利用を止めたい人 | ログインはできるが操作できない。退職・休職時に削除せず止めておく用途 | — |
契約購買を使う会社には、契約を扱う専用の役割もあります。
| ロールコード | 役割 | できること |
|---|---|---|
C003 | 契約部門担当者 | 契約の登録・管理 |
C004 | 契約部門承認者 | 契約の承認 |
役割が登場する順番
Section titled “役割が登場する順番”1件の見積購買が進むとき、役割は次の順に登場します。役割コードは表の対応です。
flowchart LR
A["申請者<br/>K001"] -->|"見積依頼を出す"| B["承認者<br/>KS01 / KS03"]
B -->|"承認"| C["購買担当者<br/>K002"]
C -->|"見積依頼を送付"| D["サプライヤーの<br/>担当者 S001"]
D -->|"見積回答"| C
C -->|"比較・選定"| E["購買部門の承認者<br/>KS02"]
E -->|"選定を承認"| F["発注 → 納品"]
F --> G["申請者が検収<br/>K001"]
G --> H["経理担当者が支払締め<br/>K003"]
役割は「兼務」で表す。 J2 には「課長」のような役職の概念とは別に、
KS01(申請者&承認者)のように2つの立場を1つにまとめた役割があります。承認者は自分が出した申請を自分で承認することはできず、他の人の申請だけを承認します。
サプライヤー企業の役割
Section titled “サプライヤー企業の役割”| ロールコード | 役割 | できること |
|---|---|---|
S001 | 見積・受注・納品担当者 | 届いた見積依頼に回答する、発注を受けて受注確認する、納期を回答し納品する |
S990 | マスタ管理者 | 自社の会社情報・取扱品目・納品先などを管理する |
S999 | 会社グループ管理者 | 自社の利用者の追加・役割の付与。サプライヤー側の「スーパーユーザー」 |
プロバイダー(ジーニー側)の役割
Section titled “プロバイダー(ジーニー側)の役割”| ロールコード | 役割 | できること |
|---|---|---|
ADMIN | システム管理者 | すべての機能。会社グループ・会社の登録、サプライヤー登録の審査、システム全体の設定、ログ確認 |
ADMIN はジーニー社内のアカウントで、お客様には配布しません。
カタログモールの役割
Section titled “カタログモールの役割”カタログモールには、上のロールコードとは別に、モール側で決まる2つの立場があります。
| 立場 | できること |
|---|---|
| モールマスター | モール全体の管理。出品された商品の審査・承認、モールサプライヤーの管理、カテゴリの管理 |
| モールサプライヤー | モールへの商品登録、価格設定、モール経由の注文への対応 |
バイヤー企業の社員は、自社でカタログ購買が有効になっていれば、申請者(K001)のままカタログから注文できます。→ 購買システムとカタログモール
役割ごとにできること(早見表)
Section titled “役割ごとにできること(早見表)”バイヤーポータル
| 機能 | K001 申請者 | KS01 申請者&承認者 | K002 購買担当者 | KS02 購買担当者&承認者 | KS03 承認者 | K003 経理 | K990 会社管理者 | K999 グループ管理者 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 購買依頼・見積依頼を出す | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | — | — | — | — |
| 承認・差戻し | — | ✅ | — | ✅ | ✅ | — | — | — |
| 見積依頼をサプライヤーへ送る・比較して選ぶ | — | — | ✅ | ✅ | — | — | — | — |
| 検収 | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | — | — | — | — |
| 支払締め | — | — | — | — | — | ✅ | — | — |
| 自社のマスタ設定(組織・承認ルートなど) | — | — | — | — | — | — | ✅ | ✅ |
| ユーザーの追加と役割の付与 | — | — | — | — | — | — | ✅(自社) | ✅(グループ全社) |
| レポート | — | — | ✅ | ✅ | — | ✅ | ✅ | ✅ |
サプライヤーポータル
| 機能 | S001 担当者 | S990 マスタ管理者 | S999 グループ管理者 |
|---|---|---|---|
| 見積依頼の確認・見積回答 | ✅ | — | — |
| 受注確認・納期回答・納品 | ✅ | — | — |
| 自社情報・取扱品目の管理 | — | ✅ | ✅ |
| ユーザーの追加と役割の付与 | — | — | ✅ |
役割のほかに効いてくる設定
Section titled “役割のほかに効いてくる設定”役割は「どの画面を使えるか」を決めます。実際に「いくらまで承認できるか」「どの部門の案件が見えるか」は、役割とは別の設定で決まります。
| 設定 | 何を決めるか | 例 |
|---|---|---|
| 承認レベル | 発注・検収・見積依頼・見積選択・契約・支払の6種類それぞれで、どの段階の承認ができるか(0〜6) | 課長は発注 Lv2、部長は Lv3、本部長は Lv4 |
| 承認ルート | 金額や部門に応じて、誰が何段階で承認するか | 100万円以上は部長まで、500万円以上は本部長まで |
| 閲覧範囲 | 自分の組織だけか、会社全体か、グループ全体か | 申請者は自組織のみ、購買担当者は会社全体 |
| 機能の有効/無効 | 見積購買、契約購買、支払処理などを使わせるかどうか | 経理担当者だけ支払処理を有効にする |
これらの設定方法と、ログインの仕方・アカウントの申請先は アカウントとロール にまとめています。
よくある質問
Section titled “よくある質問”Q. 課長は「承認者」だけの役割にすればいい? 自分でも申請することがあるなら「申請者&承認者(KS01)」にします。承認しかしない役員などに「承認者(KS03)」を使います。
Q. 購買部の課長は何にする? 「購買担当者&承認者(KS02)」です。担当者が選んだサプライヤーを承認する役目があるためです。
Q. 一人に複数の役割を付けられる? 兼務は KS01・KS02 のような「兼務用の役割」で表します。それ以外の組み合わせが必要な場合は、会社管理者に相談してください。
Q. 退職した人のアカウントはどうする? 削除せず「権限なし(K000)」にしておくと、過去の申請・承認の記録に名前が残ったまま、ログイン後の操作だけを止められます。
- アカウントとロール — ログイン方法、承認レベル、アカウントの申請
- 主要画面の URL 一覧 — 役割ごとの入口画面
- 承認ルート設定、ユーザー管理