コンテンツにスキップ

F26 下請法対応

日本の下請代金支払遅延等防止法(下請法)に対応するための機能群。対象サプライヤの識別、注文書の交付要件への対応、支払期日管理を支援します。


品目カテゴリ・サプライヤ資本金による識別機能

Section titled “品目カテゴリ・サプライヤ資本金による識別機能”

下請法の適用対象かどうかを自動判定する機能。

判定基準:

  • 発注元(バイヤ企業)の資本金規模
  • 受注先(サプライヤ)の資本金規模
  • 取引の品目カテゴリ(製造委託・修理委託・情報成果物委託・役務提供委託)

サプライヤマスタに資本金を登録しておくと、J2が自動的に下請法対象判定を行います(is_subcontract_act フラグ)。

見積依頼・発注の際に、取引先が下請法対象サプライヤであることを画面上で表示します。担当者が下請法上の義務(書面交付等)を意識できるよう支援します。

注文書(当初書面・補充書面)提示機能

Section titled “注文書(当初書面・補充書面)提示機能”

下請法が要求する「当初書面」および「補充書面」の発行・管理機能。

  • 当初書面: 発注時に交付する法定書面
  • 補充書面: 条件変更時に交付する法定書面
  • 書面の発行記録をJ2で管理し、法令遵守の証跡を残します


DBカラム説明デフォルト
is_subcontract_act下請法対応の有効化false

  • バックエンド: service-buyer-order、service-buyer-master-common
  • Buyer Portal: src-vbizhw / Buyer、BuyerMaster モジュール

ロール操作内容
K002(購買担当者)下請法対象チェック・書面発行
KS01(承認者)下請法対象取引の確認


NECソリューションイノベータの購買担当者は、中小ITベンダーへの開発委託発注を月に20〜30件こなしていた。下請法の適用有無は担当者が毎回手動で確認表を参照して判断していたが、繁忙期の見落としが発生し、法定の当初書面を発行しないまま発注を進めてしまうケースが年に数件あった。法令違反リスクが顕在化していた。

発注作成時にJ2がサプライヤの資本金と取引カテゴリ(情報成果物委託・役務提供委託)を自動的に照合して下請法の適用有無を判定する。対象と判定された発注には「当初書面を発行」ボタンが自動表示され、担当者が書面を発行・送付するまで発注を完了できない仕組みになっている。

flowchart TD
    ORD[発注作成\nNECソリューション→A社] --> CHK{下請法判定\n資本金×カテゴリ}
    CHK -->|対象| WARN[⚠️ 下請法対象\n当初書面が必要]
    WARN --> DOC[当初書面を発行・送付]
    CHK -->|対象外| NORM[通常発注フロー]
    DOC --> NORM
  • 下請法違反リスクをゼロに(見落としによる書面未発行を構造的に防止)
  • 書面発行にかかる時間を80%削減(フォーマット自動生成・ワンクリック送付)
  • 発行記録がJ2上に完全保存され、法的証跡として監査時に即座に提出可能
  • 中小ITベンダーへの開発委託・保守委託が多いIT系企業の購買部門
  • 製造業での加工・修理委託で下請法対象取引が多数発生する調達担当
  • コンプライアンス監査への対応強化を求められている企業の法務・購買連携

  • 下請法判定ロジックの詳細(資本金の閾値設定)
  • 書面(PDF)のフォーマット・記載項目
  • 書面発行記録の保存期間
  • 下請法違反リスクの警告表示仕様