F25 仮発注
金額・仕様が確定していない段階で仮の発注を行い、後から確定情報を更新する機能。工事・役務など、当初の見積もりが変動しやすい案件に対応します。
通常の発注は金額・仕様が確定した後に行いますが、仮発注機能では確定前の概算金額でPOを発行し、実際の作業完了後に数量・金額を補正することができます。
仮発注の使用シナリオ:
- 工事・役務で作業量が事前に確定しない
- 期間契約で月次の実費精算が必要
- 海外調達で為替レート確定前に発注が必要
仮発注→確定の流れ:
- 仮の金額・数量でPO発行(仮発注ステータス)
- 作業完了後に実績金額・数量へ補正
- 補正後に通常の検収・支払フローへ移行
補正数量・単価有効フラグ:
仮発注後の数量・単価補正を可能にする設定(is_can_edit_quantity_unit_price フラグ)。
関連業務フロー
Section titled “関連業務フロー”| DBカラム | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
is_enable_provisional_order | 仮発注機能(見積)の有効化 | false |
is_enable_provisional_catalog | 仮発注機能(カタログ)の有効化 | false |
is_estimates_provisional_enable | 当初・補充(仮発注)機能利用制御 | true |
is_can_edit_quantity_unit_price | 補正数量・単価の有効化 | false |
関連サービス
Section titled “関連サービス”- バックエンド:
service-buyer-order - Buyer Portal:
src-vbizhw / Buyerモジュール
利用ユーザー
Section titled “利用ユーザー”| ロール | 操作内容 |
|---|---|
| K001(依頼者) | 仮発注申請の作成・実績補正 |
| KS01(承認者) | 仮発注の承認 |
| S001(サプライヤ) | 仮発注の受注・実績報告 |
課題(J2導入前)
Section titled “課題(J2導入前)”大成建設では、大型工事プロジェクトで設備工事の役務発注を行う際、実際の作業量が現場状況によって変動するため、仕様が固まるまで発注ができなかった。発注が遅れた分だけサプライヤの材料手配が後倒しになり、工期の遅延が慢性化していた。プロジェクトマネージャーは「発注できないのに作業を進めるリスクを取れない」と対応に苦慮していた。
J2での解決
Section titled “J2での解決”プロジェクト開始時に概算金額(¥5,000,000)で仮発注を行い、サプライヤが材料手配と現場準備を即座に開始できる。作業完了後に実績工数と材料費を集計し、実際の金額(¥4,380,000)で数量・単価を補正してそのまま検収・支払フローへ移行する。
flowchart LR
PROV[仮発注\n¥5,000,000 概算] --> WORK[現場作業開始\nサプライヤ材料手配]
WORK --> ACT[実績報告\n実際の工数・材料費]
ACT --> FIX[数量・金額補正\n¥4,380,000 確定]
FIX --> RCP[検収登録・支払処理]
- 仕様確定前にサプライヤが準備を開始できるため、工期短縮平均10日
- 概算と実績のズレを補正機能で吸収し、過払い・不払いリスクを管理
- 役務発注の着手遅れによるプロジェクト遅延コストを削減
利用シナリオ
Section titled “利用シナリオ”- 現場の進捗により作業量が変動する建設・設備工事の役務発注
- 期間契約で月次実費精算が必要なコンサルティング・IT開発委託
- 海外調達で為替レートが確定する前に発注を確定させる必要がある場合
調査チェックリスト
Section titled “調査チェックリスト”- 仮発注と通常発注の画面の違い
- 補正可能な項目の範囲(数量のみ?単価も?)
- 補正に伴う再承認の要否
- 仮発注のステータス遷移図